セレン

抗がん作用があるとされる元素「セレン」について解説します。抗がん作用の詳しい情報やその他の働きをまとめました。口コミも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

セレンに期待できる効果は?

セレンは「グルタチオンペルオキシダーゼ」を活性化させる作用を持った元素です。グルタチオンペルオキシダーゼとは、強い抗酸化作用を持つ成分のことで、がんの原因の1つである活性酸素「フリーラジカル」の量を減らす働きがあります。つまり、セレンを摂ることでグルタチオンペルオキシダーゼの働きを向上させ、がんの発症リスクを軽減することができるのです。

1983年には高セレン酵母を用いて、毎日200マイクログラムのセレンを補給した方としなかった方のがん発症率を比較する実験が行われました。その結果、セレンを補給していた方は前立腺がんの発症率を63%、肺がんおよび大腸がんの発症率を50%軽減。セレン補給によるがんの抑制効果の可能性が報告されたのです。

しかし、セレンががん抑制に有効であるという確証はまだ得られていません。今後の研究に期待ができる成分と言えるでしょう。

セレンの成分概要

セレンは体の成長や健康維持のために必要な微量栄養素の一種です。以前は毒性が強い元素として避けられてきましたが、1957年に行われた研究によって人間の体に必要不可欠なミネラルであることが判明しました。

魚介類や肉類、卵黄に多く含まれているとされていますが、具体的な含有量は明らかになっていません。しかし、セレンはさまざまな食品に含まれており、必要な量がごく少量であるため、セレンが不足する可能性はほとんどないそうです。

抗がん以外の効果は?

セレンによって活性化されるグルタチオンペルオキシダーゼには、活性酸素を除去し、細胞の酸化を防いでくれる働きがあります。細胞の酸化は動脈硬化、糖尿病、生活習慣病などの病気や老化を引き起こす原因。セレンを摂取することで抗酸化力を高め、さまざまな病気を予防できるのです。

セレンを実際に飲んだ方の口コミ

体調が思わしくない日々が続いており、健康を維持するためのサポートとして、抗酸化作用があるセレンサプリを飲み始めました。今まで寝起きが辛かったのですが、セレンサプリを飲んでからスッキリと目が覚めるように。健康のために、しばらく継続してみようと思います。

参考元

「シイタケ菌糸体の有用性」代替医療科学研究センター
(https://www.ganmen-kobayashi.jp/wp-content/themes/ganmen/pdf/shiitake_151128.pdf)

「平成24年度 食品の機能性評価事業 結果報告」日本健康・栄養食品協会
(http://www.jhnfa.org/topic146-1.pdf)

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